外食がとても贅沢だったあの頃。

もくもく立ち上る煙と、肉の焼けるいい匂い。
焼台の向こう側で、ビールを飲みながらちょっと自慢気な親父。
嬉しそうに僕たち兄弟の皿に肉をのせる母の笑顔。
そんな街の焼肉屋でのひと時が

とてもうれしかったし、楽しかった。

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昭和60年に肉問屋を創業した三兄弟に出会い、

その取り組みに感銘を受け、肉問屋で修業することになる。
長男が牛飼いとして牛を育て、次男が牛肉に加工して卸し、

三男がその牛肉を販売していた。
全てを自分たちの手で、おいしいお肉をお客さんまで届ける三兄弟の取り組みはにくじろうの忘れかけていた幼少の頃の懐かしい思い出をおもいださせることになった。

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三兄弟の想いを受け継ぎ、あの頃家族で行った焼肉屋のような家族や職場の仲間、友人たちが、焼台を囲んで笑顔で和牛焼肉をお腹いっぱい楽しめるお店を開業します。